釈迦が成道して

布教活動を行って仏教教団が形成された結果、団体を維持するための規則が必要となり、釈迦の在世中はその時々に応じて釈迦が規制を定めた。

ゆえに、これらの規制には「してはならない」という禁止事項が多い。

釈迦の死後、教団の維持・発展が残された弟子たちの使命となり、迦葉が収集して開催された第一結集において、持律第一と称された優波離を中心に戒律の再編集が行われ、以降、僧侶たる者は経・律・論のを修めることが求められるようになり、これら3種を全てマスターした者は三蔵と呼ばれた。

釈尊の死後から100年後、戒律の1つの僧侶の財産の所有禁止という項目を巡って、保守的な上座部と開明的な大衆部との間で論争が起き、ついには教団は2つに分裂してしまった。

しかし、戒律を遵守する事は何れの部派においても必修となり、現在においてもタイやスリランカの南方仏教では戒律が厳格に遵守されており、大乗仏教においては、日本の鎌倉仏教の戒律の内容は大幅に緩和されたものの、奈良仏教および台湾・中国・ベトナムではそれがちゃんと守られている。
update:2010年02月18日